えー、皆さん、こんにちは。今日はですね、最近あったドイツ語のテストの話をしたいと思います。
はい、テストですね。あの「学生の人生に定期的に訪れる、小さな地獄」ってやつです。
でもですね、今回のテストはちょっと違ったんです。なぜかというと――先生が、めちゃくちゃ優しいんです。
いや、ほんとに。天使かと思いましたね。ドイツ語の天使。何が優しいって、テスト用のプリントを配ってくれてですね、そのプリントの中に、まぁまぁ色々書き込んでもOKっていう条件付きだったんですよ。
もうそれ聞いた瞬間、「あ、これは罠だな」って思いましたね。優しさの皮をかぶった、静かな罠。
さらにですね、「テスト時間は20分」とか言ってたのに、みんなの様子を見て、「うーん、もうちょっとやる?」みたいな感じで、追加タイム発生。もう、タイムセールかと思いました。優しすぎて逆に怖い。これ、あとで何か請求されるパターンのやつじゃないかと。
で、当日。気分よく解いて、まぁまぁできたかな~と思ったんですよ。で、そのまま気分良く帰って、「いやぁ、今日は勝ったな」って思ってたわけです。
……はい、返却の日になりました。点数、出ました。
30点満点中、20点。
3分の2。
「いや、赤点じゃないし!」って言い訳した自分を、誰か止めてほしかったですね。
で、ここで気づいたんですよ。敗因が。
実はですね、最後の問題。これ、1問2点だったんです。でも僕はですね、それに気づかずに、「ふーん、まあ最後の問題だし、そんなに重くないっしょ」って思って、ちょっとテキトーに見直して終わっちゃったんですよ。
で、その結果?
6点失いました。
あのときの自分に言いたい。「お前のその適当な態度、6点の価値あるぞ」って。
6点って、あとちょっとで“優秀”扱いされるかどうかのボーダーですからね。人生、案外そういう“あとちょっと”で差がつくものなんですねぇ。
ということでですね、今日の教訓はこれです:
「配点を、なめるな。」
これからテストを受ける皆さん、ぜひ覚えていてください。
テストが始まったら、とにかくまずどこが何点なのかを見る。そして点数高い問題ほど、最後まで集中して見直す。
じゃないとですね、「まぁまぁできた」と思ったあとに、「まぁまぁ地獄」がやってきます。
ということで、今日は「先生は優しかったけど、点数は正直だった」というお話でした。
皆さんも、“優しさ”の裏にある“配点”には、ぜひお気をつけください。
ご清聴、ありがとうございました。